UE4を使用するために必要なEpic Games Launcherがアップデートされて、2.9.0というバージョンになりました。
このアップデートはここ最近の中でも比較的大型のものなので、新機能などを紹介していきたいと思います。
詳細は以下のリンクから。
CPUとメモリー使用量の改善
いくつかのメモリーリークがあった状況が改善されているようです。
またCPUの使用量に異常に負荷がかかる状態でしたので、大幅に改善されています。
アクティブ状態でもかなり減りましたが、非アクティブ状態だと更に減りました。
更に最小化状態にしておけばほとんどCPUを使わなくなりました。
エンジンのダウンロードオプションの追加
エンジンを起動する際に、"起動"ボタンを押下して起動させることになりますが、その際にオプションを選択することが可能となりました。
このオプションはダウンロード時にも利用できますし、ダウンロード後にも利用可能です。
実際に使用すると以下のようなダイアログ表示になります。
エンジンDLオプション指定。必要なものだけをインストールできるように。デバッグシンボルは抜くと7GB近くの容量を開けることが可能に。#UE4 pic.twitter.com/RVrPASRvtN
— alwei (@aizen76) 2016, 2月 4
特にデバッグシンボルは巨大なので、Visual Studioでデバッグしない人であれば抜いておくことを推奨します。
この機能はエンジンのバージョンによっては利用できない場合もあるようで、少なくともUE4.10以降のバージョンであれば利用できるようです。
アセットダウンロード時の保管キャッシュ位置を指定可能に
今までも多くの方がアセットの保存位置が固定だったことに対して別の場所に保存したいというニーズがあったようで、その保管場所を指定できるようになりました。
これで大容量の別ドライブ上に保存しておくことも可能となりました。
アセットダウンロード時の補完キャッシュ位置指定。ここから設定可能。好きな場所にキャッシュが配置になった。これで別ドライブにもっていける。 #UE4 pic.twitter.com/hPvPKGJW2h
— alwei (@aizen76) 2016, 2月 4
設定はランチャー上部の歯車アイコンボタンから。
UE4のアセット保存用の専用ドライブを作ってもいいかもしれませんね。
最小化時にシステムトレイに常駐可能に
今までは何がなんでもランチャーを起動してからは、ランチャーを起動し続けておかないといけませんでした。
これはこれで常に存在していると邪魔になることもあります。
今回のアップデートにより、設定を変更することでシステムトレイ上に常駐して、一時的にウィンドウだけを閉じることが可能となりました。
最小化指定もここから設定が必要。設定後に×ボタンで閉じるとシステムトレイに常駐するようになる。システムトレイ上のアイコンをダブルクリックすると再度開く。#UE4 pic.twitter.com/FTzH0IIb9x
— alwei (@aizen76) 2016, 2月 4
この機能を利用するためには、"Enable minimize to system tray"モードを有効にしないとなりません。こちらも設定はランチャー上部の歯車アイコンボタンから。
再度ランチャーを開きたい場合にはシステムトレイ上でダブルクリックするか、右クリックから開きたいページを選択します。
ランチャーを完全終了したい場合には右クリックから"Exit"を選択してください。
他にもいくつかの改善
クラッシュについての修正やUXの問題の修正、ローカライズ上のいくつかの問題の修正、チャット機能の問題の改善などもあります。
普段は何気なく使っているランチャーですが、今回のように大きくアップデートされることもありますので、便利な機能はぜひ知っておきましょう。