UE5.0から新規実装されているプラグインに『ControlFlows』と呼ばれるものがあります。
このプラグインの使い方について、どこにも全く情報がなく使い方もわかりませんでしたが、実はLyra Gameサンプル内で使われていることがわかり、個人的に使い方を調べてみました。Lyraについては公式にも解説がありますので、そちらを御参考ください。
このプラグインはC++で使うことが前提となっており、わかりやすく説明すると
『同期または非同期に実装された関数をキューに入れて管理、実行するシステム』とのことです。
このシステムは今のところ非純粋(non-const)な関数しかサポートしていません。
ControlFlowsを使うことで、複雑なステップやステートを持つようなロジックを作る際に、コードを読み易くシンプルな作りを可能にし、同期処理や非同期処理に関係なく、ステップを明確にすることができるようになるため後からでも構造の変更に対応しやすいというのが最大のメリットかもしれません。今回はシンプルな使い方をしていますが、Lyraの中に実際に使われているサンプルコードがありますので、そちらも参考にしてみるといいと思います。
続きを読むLyraで実際にControlFlowsが使われているところですが、LyraFrontendStateComponent.cpp内をみると確認ができます。#UE5 #UE5Study pic.twitter.com/7uF56bLetC
— alwei (@aizen76) 2023年1月29日