最近UE4を使って漫画の背景を描く、浅野いにお先生が話題となりました。Epic Games公式でも取り上げられ、今後益々漫画やイラストなどでもUE4が使われていくと思います。
Unreal Engine公式サイトで、UE4を使った漫画の制作事例として取り上げていただきました。漫画に限らずイラストの制作にももちろん応用できる内容なので、興味のある方は是非ご覧ください。→https://t.co/QwNK9gDsGE
— 浅野いにお (@asano_inio) 2020年2月18日
また、UE4を使う背景アーティストの中村 基典さんが、UE4からデータをFBXエクスポートしてCLIP STUDIO PAINT EXに読み込ませ、輪郭抽出(アウトライン)したものを漫画の背景に使えるか?という試みを行っておりました。
漫画の背景にも使えるか検証。
— 中村 基典 Moto Nakamura/3D背景アーティスト (@motonak_jp) 2020年2月22日
UE4からエクスポートした3DデータをクリスタEXに読み込み、LT変換で輪郭抽出してみました。かなり良さげです。 pic.twitter.com/S10ocAV0jK
この試み自体は非常に良いと思います。個人的にはこれがUE4の中だけでも完結が出来るんじゃないか?と思って今回はこんなものを作ってみました。
ライン描画に特化したPPCelShader
実はこれ、以前から公開しているPPCelShaderを少しだけ改良したものです。
やっていること自体は全く同じで、PPCelShaderでも同様のことが可能ですが、ライン描画だけをすぐ行った状態でそこだけを抽出した絵を作りだせます。
以下はEpic Gamesのアセットに適用してみた例。
と、いうように既存の絵にラインだけを乗せたり、ライン描画を抽出して、ディテールがないモノクロ状態で使えるようにもなっています。デフォルトではモノクロ状態で適用しています。