とある対象に対して自分の向きをそちらに向かせたいという状況は多々あると思います。
こういった状況の時、プログラムを作成する時には対象との位置ベクトルに対して、角度計算を行って向きを取得することができます。ゲームプログラマーであればこういった関数を自作することができるかと思いますが、簡単にこの計算を行うノードが存在します。
今回はこの対象に対しての向きを取得する、"Find Look at Rotation"についてを解説します。
このようにプレイヤーキャラクターと椅子がレベルに存在している時に、椅子をプレイヤーに向かせたいと思った場合。椅子は予め動けるように"Movable"に設定しています。
レベルブループリント内で以下のようにノードを組みます。椅子とプレイヤーキャラクターの位置を取得し、"Find Look at Rotation"の"Start"と"Target"に指定します。これで、Return ValueにはRotationが入っているので、あとは椅子をターゲットにして"SetActorRotation"を呼び出します。
あとはこれを実行すると…
このように椅子がプレイヤーキャラクターの方を向いています。
たったこれだけですが、なかなか便利なノードのひとつなのでぜひ覚えて使ってみてください。