UE4 シーケンサーのカメラのZ軸があらぬ方向へロールするのを回避する
もう一週間経ちますが、UE4.12がリリースされました。日本語リリースノートも公開されました。
やはり今回の目玉はなんと言ってもシーケンサー正式版のリリースでしょう!
UE4.11とは別物クラスに生まれ変わっています。
早速私も色々と試しているんですが、少し問題がありました。
動画gifになっているので、詳細は続きから。
カメラのZ軸があらぬ方向へロールする
まずは以下を見てください。
カメラが途中で反転してあらぬ方向へとロールしてしまっています。
これは何が起きているのかと言うと、カメラのZ軸のロール値が『180/-180』を境にして越えた時に、それぞれの値が途中で反転してしまい、間の補間が上手くいきません。
これ自体はシーケンサーのバグとしてUE4.11時代からあるものです。
Sequencer Bug: Camera Rotate - UE4 AnswerHub
正直言うとこのバグはかなり不便で、今まで直感的にカメラアングルを設定できていたのに、このロールが入るせいで意図した演出がしづらいです。
これをなんとかしたい。
ロールするのを回避する
ぶっちゃけると簡単な問題です。
まずシーケンサーのカーブエディターモードに切り替えます。
その後にカメラアクターの"Transform"内にある"Rotation"を選択します。
これでRotationのカーブ編集ができるので、カメラを選択したままZ軸の値を上下します。
この時にShiftキーを押しながらだと、左右の移動がロックされて上下移動のみが可能となるので、覚えておきましょう。
これで反転されていたZ軸を正しい移動向きへと矯正可能です。
もうロールが変になるのに悩まされないはずです!
ただやはり不便なのに変わりはないので、早く修正されてほしいですね。