Let's Enjoy Unreal Engine

Unreal Engineを使って遊んでみましょう

UE4 HoloLens上でUE4のUWPアプリを実行するまで

実は少し前からMicrosoftのHoloLensをお借りして色々と試していました。

で、本来HoloLensアプリの開発にはUnityを利用するか、DirectXネイティブなアプリ開発するしかありません。ほとんどの方はUnityを選択するはずですが、私個人としてはどうしてもUE4で動かしたいわけで…

UE4は現在HoloLensには未対応です。それどころか、MicrosoftWindowsソフトウェアプラットフォームである、UWP(Universal Windows Platform)という独自形式にも未対応です。UWPアプリが実行できない限り、決してHoloLensのアプリを作ることはできません。

で、今回は結論から言えばUE4のアプリをHoloLens上で実行できたので、それまでの方法についての解説です。非常に技術的な部分もあり、初心者が簡単に手を出せるというものでもありませんので、そこはご注意ください。

では早速解説していきます。

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UE4 GDC2017 講演の中で公開された様々な新情報について

前回に引き続き、UE4のGDC2017の情報を追っていきます。今回はEpic Gamesが講演した3つのセッションの中から気になった部分を抜粋して紹介していきたいと思います。

非常に画像と動画が多いので、ネットワーク環境には注意してください。

講演動画に関してはTwitchの公式チャンネルのアーカイブから観ることができます。

www.twitch.tv

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UE4 Gameplay Tagを使ってゲームプレイ時のタグ管理をより扱いやすくする

リリースされたばかりのUE4.15から正式にGameplay Tagがフルサポートされました。

Gameplay Tagとはその名前の通り汎用的なゲームプレイコンテンツを作る際に利用できるラベル情報です。通常のタグと比較すると以下のような機能を持ちます。


1. 中央タグデータベース辞書に登録して使う
2. 専用のUIが用意されており、インエディター内のどこでも利用可能
3. タグが階層情報を持っている
4. 外部データからデータテーブルを介してタグ情報のインポートが可能
5. タグ自体が参照情報を持っている
6. 保存されたタグはiniファイルやhファイルに存在する


これらの機能を利用するための関数やノードが始めから用意されています。デフォルトの状態ではタグの追加ができないので、まずはプロジェクト設定で設定を行う必要があります。


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プロジェクト設定から"GameplayTags"カテゴリーを開いて、"Import Tags from config"にチェックをつけてください。これで始めてGameplay Tagが利用可能になります。ではここから具体的な使い方を解説していきます。

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UE4.15で追加される新機能のハイライト

UE4.15のPreview 3が既に公開済みですが、今回も色々と新機能について公開されているので紹介していきたいと思います。

公開されている情報はUnreal Engine公式が毎週配信している生放送から引用しています。以下はアーカイブ

www.youtube.com

より詳しい情報が知りたい方は動画の方をゆっくりと観ましょう。

以下、非常に画像が多く、とても長いので注意してから開いてください。

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UE4 Game ModeとGame Mode Baseの違いについて

UE4.14からGame Mode Baseという新しいクラスが追加されています。

このクラス、わかってしまうと簡単なことなのですが、非常にわかりづらいハマりポイントがあるのでメモとして記事を残しておきます。

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UE4 インターネット上に公開できるSVNサーバーを立てよう 公開編

前回はVisual SVN ServerでSVNサーバーを構築するところまでやりました。

unrealengine.hatenablog.com

今回は構築したサーバーをインターネット上に公開できるようにしていきます。

Visual SVN ServerはインストールするだけでApache HTTP Serverとして機能するので、実は既にインターネット上へと公開されていることになります。

ただし、何も知識がない状態でこれらのことをやろうとすると、確実にトラブルを起こすことになるので、今回はその辺りについて解説します。

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