Let's Enjoy Unreal Engine

Unreal Engineを使って遊んでみましょう

UE4 ブループリントでFPSの計算を行なう

UE4ではFPSをエディター内で表示するためにはコンソールコマンドの"stat fps"などで簡単に表示する事が出来ますが、その値をブループリント中では使う事が出来ません。

実はFPSの計算自体はとても簡単です。以下のようなブループリントを作成すれば現在のFPSを表示する事が出来ます。

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単純にTickで取得出来る、Delta Secondsの値を使って1.0に割り算をしてあげるだけです。割り算の時に1.0とDelta Secondsの順番にだけ気をつけてください。逆にしてしまうと何も意味がありません。

 

さて、ここから一歩進んでみてこのFPSの値取得をマクロ化してみましょう。まずは単純なマクロを作成してみてから以下のように組みます。

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"Get World Delta Seconds"というTickイベントと同様にDelta Secondsが取得できるノードが存在しています。これを同様に1.0に割り算してあげてOutputsの値に渡してあげれば簡単にどこからでも使えるようになります。

あらゆるブループリント内でこのマクロが使いたい場合には、"Object"を継承したブループリントマクロライブラリーを作成します。

ブループリントマクロライブラリーの作成のドキュメントは以下から。

docs.unrealengine.com

今回はマクロライブラリーで作っていますが、関数ライブラリーとして作成する方法でも問題はありません。