UE4の中でもかなり扱うには難易度が高く、しかし超高機能であるAnimMontage(アニメーションモンタージュ)というアニメーション機能があります。これはあまりにも応用範囲が広く使いこなすには難易度がとても高く、解説するのも難しい題材です。
今回は複数回にわたり、このアニメーションモンタージュを解説していきたいと思います。
アニメーションモンタージュって?
アニメーションモンタージュは公式のドキュメントによれば、『幅広い種類のアニメーションエフェクトを有効にする多目的ツールです。』との事で今ひとつわかりません…もう少し噛み砕いて説明をすると…
複数のアニメーションを合成して、アニメーションフレーム内で好きな間隔でセクションを作成し、自由なタイミングでブランチポイントを設置してイベントを発生させ、セクション間を行き来したりする事が可能です。更にアニメーションモンタージュはスロットを持ち、同時に複数スロットのアニメーション再生が可能であり、それぞれをブレンドして使用が可能です。
言葉で言ってもわかりにくい!絵を描いてみました。
雑すぎる絵ですいません。そしてますますわかりにくいかもしれません…
実際に使おうとするとややこしいのですが、概念自体は単純です。
じゃあメリットって?
ハッキリ言うと何でも出来るというくらいに万能なツールです。逆に何でも出来すぎて使いこなすのが難しいというのがデメリットなくらい。
アニメーションモンタージュを再生し、ブランチポイントを使ってタイミングを取り、移動したいセクションに行ったり戻ったり、複数のアニメーションを1つで管理し、同時に別々のスロットアニメーションを流して、それぞれをマスクブレンドしてプロシージャルアニメーションを生成したり…
言葉や文章にするとどうしても難しくなってしまいがちです。という事で次回以降にセクション、ブランチポイント、アニメーションスロット、ブレンディングと解説していこうと思います。
つづき
UE4 AnimMontage(アニメーションモンタージュ)について 実践編 - Let's Enjoy Unreal Engine
UE4 AnimMontage(アニメーションモンタージュ)について プロシージャルアニメーション編 - Let's Enjoy Unreal Engine