UE4.2がリリースされたばかりですが、まだUE4.1で開発されている方も多いと思います。が、UE4.1からUE4.2は比較的簡単にアップグレードできるようになっています。
やり方はプロジェクトのあるフォルダーのトップにある".uproject"を右クリックして、"Switch Unreal Engine Version"というところを選びます。
あとはSelect Unreal Engine Versionというウィンドウの中のドロップダウンリストからバージョンを選ぶだけです。ここではWindowsの例ですが、MacでもFinderから同様に出来ると思います。あとはこの状態でuprojectをダブルクリックするとバージョンが代わって起動することができます。
バージョンアップすると、ブループリントやC++のAPIの互換性がなくなっていたりするので、エラーや警告が出ることがあります。C++の場合はVisual StudioやXcodeでビルドをすることになりますが、一度リビルドなどで綺麗にしてしまった方がいいと思います。エラーが出た場合には修正が必要となります。
修正が大変な場合は同様の操作で旧バージョンに戻すなりしてから、バージョンアップをすべきか考えた方がいいと思います。できる限りは最新バージョンを追っていった方が楽になるとは思いますが、作業量と相談しましょう。
古いプロジェクトやエンジンデータ
実はバージョンを上げると古いバージョンのプロジェクトは見えなくなっているだけで、しっかりと存在しています。
ランチャーを起動して左上のドロップダウンからエンジンバージョンも選択できるようになっています。これで過去バージョンのプロジェクトを選んで画像のボタンを押すと削除することができます。
バージョン4.0.2時代のものはサンプルも全て4.2に対応していますので不要であれば削除してしまいましょう。自分で作ったプロジェクトの場合はそのまま削除しても問題なさそうです。
また不要になったバージョンのエンジン自体のデータも全て削除できます。
起動するボタンの下の方にアンインストールのボタンもあります。これを押すと過去バージョンのエンジンも削除できます。
過去バージョンのエンジンも10GB近いデータになっており、不要であれば削除推奨です。今では4.0.2のデータはほとんど必要ないはずなので、4.0.2は削除してしまっても大丈夫でしょう。