本日、Unreal Engineの最新バージョンで様々な機能が追加された4.1がリリースされました!リリースノートは以下です。
とても大きな追加があるので、ざっと紹介していきます。
PS4とXboxOneのサポート
現世代の最新ゲーム機であるPS4とXboxOneが正式にサポートされました!ソースもそれぞれSCEとMSに開発者登録されていた場合は提供されているようです。
SteamOSとLinuxのサポート
SteamOSとLinux向けのパッケージデータ出力に対応。現状ではまだGithubからソースを落としてWindows PCでコンパイルする必要があるようです。
マーケットプレースに新コンテンツ追加
様々なコンテンツが追加されていますが、特に注目はUE4の力をフルに活用して動く、Elemental Demoというコンテンツです。DLするには4GBとという膨大なデータが必要なので、家を出掛ける時などにDLしておくと良いです。
プロジェクトテンプレート追加
空飛ぶ円盤とローリングボールの動作テンプレートが追加されます。
エディターチュートリアルの追加
カスケードパーティクルエディター、マテリアルエディター、ペルソナアニメーションエディターのビジュアルチュートリアルが追加されます。
シーンアウトライナーにフォルダー機能追加
シーンアウトライナー上に複数のアクターを格納するフォルダー機能が追加されます。
エディターニュースフィードの追加
エディター上に最新情報が表示されるニュースフィード情報が追加されます。
アセット削除アシスタントの追加
アセットを削除する際に通常では参照関係により、削除できないアセットを削除できるようにエディター上でアシスタントしてくれる機能が追加されます。
ドラッグ&ドロップで直接インポート
Windowsのエクスプローラー上から直接エディターにドラッグ&ドロップすることでアセットがインポートできるようになります。
アンドゥヒストリーウィンドウの追加
アンドゥされた時の履歴をみることができるウィンドウが追加されます。
ビューポートリマッピングの追加
エディター上で操作するビューポート上のキー操作をリマッピングして自分の好きなキーを割り当てることができるようになります。
デバッグ用ヒストグラム表示の追加
デバッグ用に使えるfloatの値をワールド上の好きな場所にヒストグラム(グラフ化)表示してくれる機能が追加されます。これはブループリントでもC++のどちらの値でも表示することができます。
翻訳エディターの追加
ゲーム内で使われるテキストを多国語に対応するために専用の翻訳エディターが追加されます。まだ試験的な機能なのでデフォルトではオフになっているようです。
ブループリントのグラフ内でコネクション間のジャンプ機能の追加
ブループリントノードのピンを右クリックして離れたノード同士でも一瞬でジャンプできる機能が追加されます。
ブループリントのクラスの動的キャストの追加
ブループリントのクラスを安全に互換性のあるクラス同士で変換できるようになります。
ブループリントの編集機能改善
ブループリントノードをエディターウィンドウ間でドラッグ&ドロップすることができるようになります。またアンドゥ、リドゥでコンポーネントのアタッチ、デタッチを操作することができるようになりました。
この他にも大量の追加と変更がありますが、詳細は一番上のリンクからリリースノートを参照してください。
エンジン利用時のライセンスロイヤリティ料金の緩和
ただし、以下の様態の収益についてはロイヤルティが課せられません。
暦四半期の一期につき各製品の粗利益として得られる 3,000 ドルまでの金額。
エンドユーザーライセンス契約書に上記の一文が追加され、つまり三ヶ月の間に約30万円ほどの収益未満であった場合はロイヤリティが必要なくなります。インディー向けにはありがたいですね。しかし30万円程度なので、少し稼いでしまえばすぐに越えてしまうので注意が必要。
と、色々長くなりましたが、とても大きいアップデートになりました。ぜひアップデートしてみて色々触ってみましょう。