今回から定期的にブループリントのノードについての解説をやっていくことにしました。ブループリントのノードはとても沢山あり、その中から便利だなぁと思ったものを紹介できればと。これによりマイナーで活用されていないノードが少しでも活用されればと思います。
ブループリントのノードには特殊な扱いのものがそれなりにありますが、"Select"ノード(日本語名"選択する"ノード)もそのひとつです。"Select"ノードは他にも"Select Int"や"Select String"などの種類がありますが、Selectノードはそれらどのノードにもあたる機能が利用可能です。
今回はSelectノードについてを解説します。
Selectノードを使う
SelectノードはOptionピンに何かしらのノードの線を繋ぎます。実行ピン以外であればあればどのような型のピンでも接続可能です。
そしてIndexピンにも何かしらのノードの線を繋ぎます。こちらはBoolean、Byte、Integer、もしくはEnum型として定義されたものであれば接続が可能です。
OptionピンもIndexピンも一度接続するとピンの型が一旦固定されます。
上記のケースでは、Indexピンが"0"か"1"だった場合に文字列がそれぞれ出力されます。Indexが"2"以上だった場合には出力自体が起こりません。
Selectノードはその名前の通り、ピンの情報を2択から選択し、その結果を簡単に受け取ることができ、非常に汎用的に利用することができます。
Enum型においては2択ではなく、存在するEnumインデックスの数だけ結果取得が可能です。結果はもちろんString以外のBooleanだろうと、Integerだろうとあらゆる型で取得可能です。
ピンの型を後から変える
Selectノードのピンの型は一旦設定してしまうと通常の方法では変更ができません。が、Selectノードには特殊な機能として、ピンの型を後から指定仕直すということが可能です。
OptionピンやIndexピンの上で右クリックします。"ピンの種類を変更"を選択します。
するとドロップリストが表示され、選択すると型一覧が表示されます。
これで特定の型を選択するとピンの型が変更されます。
Optionピンの場合は、Return Valueピンにおいても同様の効果があります。またIndexピンも同様の方法でピンの型を変更可能です。
Selectノードは地味ながらとても便利なノードですので、このような特殊な使い方を覚えておいて損はないと思います。