Let's Enjoy Unreal Engine

Unreal Engineを使って遊んでみましょう

Event for Diverse Game EngineersというイベントでUE4とC++について喋ってきました

昨日の事ですが、Event for Diverse Game Engineersという主にゲーム関係のエンジニアやプログラマー向けの勉強会で喋ってきました。

今回はUE4のC++機能、Unreal C++について喋りました。

www.slideshare.net

 今回のまとめ

スライド上でも紹介していますが、Unreal C++は比較的モダンなC++を使った独自に拡張されたC++の事です。独自に拡張されている部分は通常のC++だけでは不可能な事を色々と可能にしてくれます。

C++の分かりにくい部分もよりわかりやすく、そしてライブラリーもより使いやすくしているといった具合です。C#の良いところがとても取り入れられているので、C#の人も理解しやすいはずです。

講演後にツイートなどを拝見していると、コーディングルールの話やメモリー管理、メタ情報によるリフレクションやホットリロードについて興味を示す人が多かったように感じています。

まだまだUnreal C++の話は少ないです。というのもほとんどブループリントで出来てしまうからです。私の基本スタンスとして、『C++は必要になるまで使わない』というものがあります。

ブループリントは始めは手間が多いですが、今回もライブコーディング中にトラブった、大文字小文字のミスや、無限ループ検出による強制停止、不正アクセスによるハングアップなどに安全装置がついており、C++でハマりやすい部分がハマらないようになっています。

しかしそんな問題があってもC++を使う需要はありますし、必要になればコードを書かなければなりません。なので、これからはもう少しブログでもC++の話題を取り扱っていこうかなと思っています。メインはブループリントですけど。

今回のスライドでは紹介していませんが、ブループリントからC++へ自動変換する仕組みが開発されていたり、まだまだUE4には進化の余地があります。面白いモノを見つけたら紹介していこうかなと思っております。