GDC 2015にて、Unreal Engine 4の無料化が発表されました。
IF YOU LOVE SOMETHING,SET IT FREE
全ての人が無料でUE4を使用する事が出来ます。
実際にかかる費用はUE4で作成したゲームが売れて、四半期で3000ドル以上を稼いだ場合に5%だけエピックに支払う必要があります。
これ以外は完全に無料でフル機能にアクセスし、勿論エンジンのC++コードも読む事が出来ます。
これから始める人達へ
実際のところ、あまりにも巨大すぎるオープンワールドに突き放された感じで何から始めればいいのか、わからない状態だと思います。とりあえずまずはサクっとインストールしてしまいましょう。
ヒストリアさんのところから導入記事。
[UE4] フリー版UnrealEngine4の導入手順 | historia Inc - 株式会社ヒストリア
インストール後、ランチャーを起動して、Unreal Engineタブに入ると以下のような画面です。
ラーニングのタブにはUE4を学ぶための情報が沢山あります。ドキュメントを読み進めるのもよし、サンプルをダウンロードして遊んでみるのもいいでしょう。もしくはエンジンを起動させて、テンプレートが沢山あるので、それを触ってみるのもいいです。
全12種類のテンプレート。First Personテンプレート、Third Personテンプレート、Side Scrollerテンプレートはゲームの土台を作り始めるのにもとても便利です。
テンプレートはとてもシンプルな作りになっています。まずはこれの中身を触ってみて少しずつ慣れていきましょう。テンプレートの改造はUE4の扱いになれる第一歩です!
参考にすべきコミュニティ
UE4には既に様々なコミュニティがあります。
まずは公式フォーラム。ここでは世界中の人達がUE4に関するあらゆる事を議論しています。日本語だけの専用フォーラムもあります。あらゆる成果物を発表したり、みんなで何が出来るか実験方法を報告しあったり、とても活発です。
次に公式のAnswerHub。ここは一問一答形式で様々な疑問にコミュニティの誰かが答えを教えてくれる場所です。こちらも日本語専用セクションがあります。UE4のバグ報告もここで行なわれています。
こちらはFacebook上ですが、日本のUnreal Engineユーザーが集まり様々な議論や質問を交わすコミュニティです。日本語では一番会話がしやすいコミュニティかもしれないです。
Unreal Engine JP (@UnrealEngineJP) | Twitter
Unreal Engine Japan | Facebook
いわゆるTwitterとFacebookの公式アカウントです。毎日多彩な情報を発信しておられます。若干Twitterの方がリアルタイム性が高い情報が発信されているような気がします。
日本多分唯一の?UE4を専門としたゲーム会社さんです。UE4のサブスクリプション開始から多彩な情報を発信されています。たまにUE4ぷちコンというUE4のゲームコンテストを開かれたりもしていますので今後も常に注目。
その他UE4に関する情報を普段から発信している人達のサイト
いつも情報発信ありがとうございます!!
最後に去年に行なわれたUE4 Advent Calendarです。こちらも良質な記事が沢山あります。
Unreal Engine 4 (UE4) Advent Calendar 2014 - Qiita
アセット & マーケットプレイス
UE4にはアセットをインストールする仕組みがありますが、それを販売するための仕組みとしてマーケットプレイスと呼ばれる仕組みもあります。UE4にはサンプルコンテンツとして、とても良質なアセットが最初から含まれており、これだけでもかなり凄いゲームを作る事が可能となっています。
既存のアセットを別プロジェクトへ移行させる方法は以下から。
[UE4] 他プロジェクトからアセットを移動させる方法 | historia Inc - 株式会社ヒストリア
そして無料化されてからまだここらへんのライセンスはわかりませんが、各種アセットのライセンス関係。
[UE4] サンプルデータのライセンス許諾範囲一覧 | historia Inc - 株式会社ヒストリア
今どき全てのアセットを自作するというのは珍しくなってきているので、正規の手順でアセットを使って楽にゲームを作りましょう!特にUE4はアセットを使うことにより一気に見た目がよくなります!
テンプレートを改造して慣れてきたら、アセットをどんどん導入して自作ゲームを作ることは、ゲームを素早く制作するための最も良い方法です。全てを自分で作る必要はありません。
基本を覚えてアセットが使えるようになってきたら…
テンプレートを改造してアセットを導入できるようになってきたらもう初心者は脱出でしょう。あとはもっともっと濃いUE4の世界に入るため、C++でコード書いてプラグインを作ってもよし、マテリアルを極めてビジュアルを凄くするのもよし、マチネを使ってPV動画を作ってみるのもよし、VRのためにOculus Riftを使ってみるのもよし、Paper2Dを使ってドット絵アクションを作るのもよし、やりたい事は何でも出来るはずです。
そしてわからなくなったらコミュニティで質問してみるなり、様々なところに顔を出して情報をインプットし、その成果をアウトプットしていけば、きっと凄いものが作れるようになっているはずです。
最後に私に直接聞きたい事などありましたら、ここのコメントかTwitterで聞いてください!