いよいよUE4.16の正式版がリリースされそうです。
今回も正式版リリース直前に放送される機能ハイライトについての動画から新機能を紹介していきたいと思います。
オリジナル動画は以下にありますので、気になるという方は自分でも確認してみてください。
いつも通り、画像が大量にありますので注意してください。
それでは早速紹介していきます。
いよいよUE4.16の正式版がリリースされそうです。
今回も正式版リリース直前に放送される機能ハイライトについての動画から新機能を紹介していきたいと思います。
オリジナル動画は以下にありますので、気になるという方は自分でも確認してみてください。
いつも通り、画像が大量にありますので注意してください。
それでは早速紹介していきます。
UE4.16からどうやらRenderDocプラグインが標準で搭載されるようになったようです。
まずRenderDocとは、CryEngineで有名なCryTekが開発したGPU処理のデバッグツールです。頂点シェーダーやピクセルシェーダーを直接デバッグできるようになります。
RenderDocは少し前からオープンソースとなっており、コードも全てGitHub上で公開されています。
Windowsであれば、DirectX 11や12、OpenGLやVulkanにも対応しています。
RenderDocの雰囲気は以下の動画でわかると思います。
早速簡単に使えるようになったRenderDocプラグインを使ってみましょう。
続きを読む去る2017年、4月15日に毎年2回のイベントであるアンリアルフェスの関西版である、Unreal Fest West'17が開催されました。今回から始めて大阪から関西に移り、場所は梅田のグランフロントから京都の京都コンピューター学院に。
今回もEpic Gamesさんから登壇を依頼されたので、喋ってきました。
www.slideshare.net
今回のテーマは"ハイエンドモバイル"です。
リネージュ2 レボリューションの大ヒットにより、ハイクオリティなモバイルタイトルがより目立ち始めました。これからのモバイルゲームではより高いクオリティを求められることは間違いないはず。そのための指標となる情報を色々と公開したつもりです。
ひとつだけ先に言っておきたいのが、今回の内容では最適化と呼びながらグラフィッククオリティを落とす方向にシフトしていますが、これはあくまでもPC→モバイルへの移植となるので、多少なりともグラフィックス負荷を落とす必要が必ずでてくるからです。
ですが、本来モバイル専用タイトルで開発した場合にはどの見た目を優先するかの取捨選択が重要となってきます。キャラクターを見せたいのであれば、キャラクターに負荷が高いハイクオリティな表現を使うべきですし、背景で見せたい、エフェクトで見せたいという場合にはそれぞれグラフィックス表現を維持したまま負荷を下げるべきだと思います。その辺りについては実際に開発を行いながら日々パフォーマンスの検証やアートチームとの相談ができるようになるのが理想かと思います。
改めてこのスライドを公開することで日本でもUE4を使ったハイクオリティなモバイルタイトルが出てくることを願っています。
UE4.15からモバイルで使えるGPSロケーションサービスの機能が使えるようになりました。
これを使うといわゆるポケモンGO的なアプリを作れるようになるかもしれません。当然これだけでは無理ですが。利用するには当然ながらモバイル用にパッケージングする必要があります。これについては公式ドキュメントに一通り書かれていますので、そちらを参照してください。
今回はAndroidのGalaxy S6 Edgeを使って動作確認をしています。
まず最初にGPSサービス自体を必ず有効化しておきましょう。これが行われていないと何をやっても動作しませんので注意してください。
設定方法は端末ごとに微妙に違うので、必要に応じて探してみてください。
ブループリントで利用する場合はまず"Init Location Services"ノードで初期化を行います。
"Accuracy"には取得するロケーションの精度情報を渡します。デフォルトの"Three Kilometers"だとおそらく自身の直径3キロメートル内の情報を取得できるのではないかと思います。Androidの場合には"Update Frequency"を設定することで、ミリ秒単位での更新頻度を設定することができます。この設定次第でより正確性が増しますが、バッテリー消耗率も上がるのではないかと思います。
GPSロケーションサービスが有効になっていれば、"Return Value"でtrueが返ってくるはずです。あとは"Start Location Services"ノードで実際にロケーションサービスを動作させることができるようになります。
次に"Get Location Servieces Impl"ノードから、GPSロケーションサービス情報を取り出し、そこから"OnLocationChanged"イベントをバインドします。
これでイベントが利用できるようになり、更新がくるたびにイベントが呼び出されるようになります。初期化が完了しました。